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ユスケンラボってなに?


ひっそりたたずむ選挙ポスター掲示場をWeb化し、
儚く消えてしまう選挙公報をアーカイブするサイト(ユスケンラボ)を運営しています。
編集長のユスケン(西久保ゆうすけ)です。

まちなかに掲示される選挙ポスターを立ち止まってじっくり見る機会って、実はなかったりします。
そもそも選挙ポスター掲示場が見当たらない場合も多いです。

なので、選挙期間中に掲示される選挙ポスターをリアルタイムでWebサイトに載せて、
まじまじと見てもらって、「誰を選べばいいんだろう?」と考えるきっかけになればいいなと思っています。選挙が終われば撤去されて、永遠にお目にかかることはありません。

そして、候補者の方も他人のポスターってあまりじっくり見る機会がないと思いますので、
ぜひ参考にしてご自身の選挙に活用して頂ければ幸いです。

また、日本全国どこの選挙でも選挙ポスターをWeb化しますので、
ぜひあなたの地域の選挙ポスター写真のご提供をお待ちしています。
あなたの地域の選挙ポスターをWeb化します。

選挙ポスターを撮影するきっかけは?

2015年の統一地方選挙。
選挙期間中の朝、駅前でタスキをかけた二人の候補者が自分の名前を競うように連呼していました。
すぐ傍にはカラスがゴミ袋を荒らし、歩道にゴミが散乱している光景が…。

目の前に起こっている問題を対処せず、自分の事しか考えない人達に政治ができるのか?
一事が万事。市議会議員をしっかり見ておかないと、まずい事になるのではと直感的に思い、
地元議員の活動を注視していくようになりました。

案の定、というか残念ながら嫌な予感が的中し、
市政において疑問に思うことばかり進められてしまいました。

2019年の統一地方選挙。
しっかり議員を選ばないと大変な事になる。でも候補者の情報があまりにも少なすぎる。
そこで選挙ポスター、選挙公報、選挙ビラをウェブで一覧できるようにしたのがきっかけです。

誰が立候補して、候補者がどんな政策なのか。
最低限の情報すら周知されないまま、あっという間に選挙が終わる。
そして40%の投票率。

市民の不利益となる事でも、私達の知らないところで
民意とは違う政策が進められてしまいます。

国政選挙と違って注目されない地方選挙ですが、
地方選挙こそ生活に直結する重要な選挙だ
ということを多くの人に気付いていただけると幸いです。

選挙ポスターのトラウマ

何で選挙ポスターにこだわっているのか?
自分でも不思議に思うことがありますが、
一つ思い当たるエピソードがあります。

それは2010年に私が初めて関わった選挙でした。
選挙ポスターに使う写真について
「どれがいい?」と候補者本人から4枚の写真を見せられました。

候補者本人が自分で「奇跡の1枚だ」とか言っていたくらいで、
どの写真も目の前の本人とはまるで別人のように見えました。

「別人に見えるんだからどれでも一緒だよ」と心の中で思っていたら、
私の心の声が漏れてしまったのか、
「真剣に選べ!」と候補者に叱られました。。

結局どの写真をどんな理由で決めたのかは覚えていません。

当時はなんで怒られたのか全くわかりませんでしたが、
ビラもウェブサイトもあらゆる広報物に対して
一言一句まで、こだわる人だったことが後々わかりました。
(やりすぎでスタッフやデザイナーは大迷惑だったのですが)
「ビラは俺の命だ」くらいの事は言っていた気がします(笑)

しかし細かいのは広報物だけではなく
政治家としての仕事も超細かい性格が存分に発揮されていて、
驚異的な鬼リサーチ能力と圧倒的な行動力で、今でも活躍されています。
ただ天然なので自ら誤解を招いているところが世間の評価と乖離しており、
もったいないところです。
(こんな事書いていたらまた怒られそうですが)

建築家ミース・ファン・デル・ローエの
「神は細部に宿る」という言葉がありますが、
よく言えばこの言葉が当てはまるのかもしれません。

なので、そう言った経験というかトラウマから
「選挙ポスターを見れば候補者の魂がのっているかどうかがわかる」
「選挙ポスターを見れば当選後の仕事振りがわかる」
という仮説をもとに選挙中は選挙ポスターをチェックし、
選挙後は政治としての活動をウォッチしています。

そういう観点で選挙を見るのも面白いかもしれません。

しかし、一方で選挙ポスターに惑わされるな!
とも申し上げておきたいと思います。
選挙ポスター写真は「仮面」であるという事も忘れてはいけません。

政党名が書いていなかったり、無所属という表記がある場合も注意です。
なんらかの意図があるはずなので、そういう時は
めんどくさがらずに候補者名で検索してみてください。

そして選挙ポスターをチェックしたら、
ぜひ候補者の街頭演説を見に行くことをおすすめします。
実際に見聞きすると印象がガラッと変わったりします。

なかなか候補者が見つからないかもしれませんが。
候補者探しも楽しんでみてください。

ユスケン(西久保ゆうすけ)

P.S.

2022年の参議院選挙で東京新聞さんに取材していただきました。
47都道府県の選挙ポスターをWeb化へ!平塚のユスケンラボさんがSNSで呼びかけ 社会の無関心さに危機感(東京新聞2022年7月7日)

選挙ポスター掲示場 全国総ウェブ化プロジェクト(2022年参議院選挙)
プロジェクト概要